町田大商都構想
町田商工会議所 青年部 政策提言委員会
論ずるのを終えて
動かないと
古より町田は商人が集まる商都
大企業の影響を受けることが少なく
自由闊達に活力ある商人が商いをし
賑わいの街をつくってきた商都
経済的成功だけを求める時代は過ぎ去り
自分らしく生きる中で
仕事する人たちが増えてきている
テクノロジーが飛躍する時代だからこそ
生活の為の仕事ではなく
人生を楽しむための仕事をする人が増えてくるだろう
この町田市を、そんな人々が住みたくなる
世界で一つの輝く街にしていくのはどうだろう
多種多様な人たちの坩堝(るつぼ)
それぞれの“らしさ”をもって
人生を輝かせたい人が躍動でき
可能性を広げられる街
そんな街にするための提言
この街に必要なのは明確な〝ビジョン″です
小規模事業者が躍動する
はじめに
町田プライド~世界で一つの輝く街になれ~
町田商工会議所青年部は、次代への先導者と
なるべく資質向上に努め、地域経済の活性化に貢献することを目的として行動する団体です。
社会のあるべき姿を提示するとともに、企業や団体が活力を維持し、円滑な経営・運営が実現するよう、また豊かで魅力あふれる地域社会を築くことができるよう、行政機関に対して政策提言を行うことも重要な役割の一つであると考えています。
町田市は、南多摩地域と相模原地域にまたがる“武相エリア”という
膨大な人口を抱える地域のハブとして栄えてきました。
交通の便が良く、中心市街地には賑わいがあり、
郊外には里山や教育機関が整っおり、これといったマイナス要素が
少なく、恵まれた環境であるにもかかわらず、自信をもって誇れる
ものが限られてしまっている、と考えます。この類まれな
ポテンシャルを秘めた環境を十分に活かしきれていないのではないか、と感じている市民は少なくありません。
町田は「眠れる獅子」と称する有識者もいます。様々な統計的
観点からも、日本の中で存在感を示せるポテンシャルがある
街であり、志の高いビジョンを掲げることが
できれば鬼に金棒です。多くの市民が自信を取り戻し、人も、街も、魅力あふれる地域になることを願って、“町田には何でもある。足りないのはプライドだけ”という思いが私たちの総意です。
人々が安心して訪れ、魅力を感じ、また訪れたくなるような、
商都町田の活性化に貢献したい。誰でもチャレンジできる
スモールビジネスにスポットを当て、
地域の豊かな資本・資源を存分に活用できる街にしていきたい。
素晴らしい自然が身近にあることを実感でき、心にゆとりと
豊かさを育む環境づくりに取り組みたい。
私たちは経済団体である商工会議所の一員であり、地域行政の
専門家ではありません。ですから本提言は、行政の方から見れば
稚拙で取るに足らないものや、既に十分に調査・検討が
なされている事項も少なくないと思います。ただ、それぞれの
業界・エリアで日夜仕事に励み、これからも地域経済の一役を
担う責任世代であることから、あえて“尖った”提言をさせて
いただきたいと考えました。町田市民はもとより町田市に
関係している全ての方々が、自信を持って世界に誇れる街に
するために、微力ながら政策提言としてまとめさせて
いただきました。私たちの思いと未来への希望を込めております
ので、ご高覧賜りますようお願い申し上げます。
2024年3月吉日 町田商工会議所青年部
会長:渋谷 俊彦
副会長:市川 晴久
政策提言委員会:委員長 稲垣 康治
副委員長:保志 真人
木目田 英男
委員一同
全体像
12の政策提言
マイナスをリセットする
町田に誇り・シンボルをつくる
町田をスモールビジネスの大商都に
町田独自の魅力を際立たせる
町田商工会議所青年部 政策提言作成の歩み
2022
2023
2024
4月 政策提言委員会発足
7月 例会「政策提言スタートアップ」
11月 第1回 ワールド・カフェ『町田の良さって何ですか』
1月 第2回 ワールド・カフェ『町田に足りないものは何ですか』
2月 例会「第3回 ワールド・カフェ」
『子育て支援・公共サービス・創業・企業支援について』
4月 第4回 ワールド・カフェ『地元企業を盛り上げる企画を考える』
6月 例会「シリコンバレーの事例から学ぶ」
8月 政策提言考案 鶴川古民家合宿
10月 政策提言書「素案」作成
12月 例会「これが町田YEGの政策提言だ!」
1月 政策提言書「最終案」作成
2月 副市長・経済観光経済部長・産業政策課長との意見交換
政策提言書部分修正
3月 「町田大商都構想」刊行 町田市へ提出